歯列矯正(自由診療)|福岡市東区の矯正歯科|医療法人 あらかわ歯科・矯正歯科クリニック

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歯列矯正(自由診療)
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はじめに

矯正治療は歯科の中でも特殊分野で、専門的な知識と技術が要求されます。
私は大学在職中、福岡歯科大学医科歯科総合病院 矯正歯科の外来医長および矯正歯科学講師を兼任させていただき、その間大学病院矯正歯科に来院された小児から成人に至るまでのさまざまな患者さまの矯正治療のカウンセリングを行ってまいりました。
この度、縁あってこの東区で開業することとなりました。いままで矯正治療のため遠方へ通われていた東区の皆さまへすてきな笑顔を提供させていただければと思っております。
「年齢的にいまさら・・・」、「私は難しいと言われたし・・・」などとあきらめずにぜひ一度ご相談ください。

院長 荒川周幸

医療法人 あらかわ歯科・矯正歯科クリニックの特徴

当クリニックは矯正歯科を専門とするクリニックであると同時に一般的な歯科治療(虫歯、歯周病、入れ歯など)や小児歯科治療なども行っているため、矯正治療上必要となった抜歯や虫歯治療なども当クリニックにて行うことができます。ただし、他歯科医院からのご紹介で矯正治療に来院された患者さまに関しては、抜歯や虫歯治療が必要となった場合、紹介元の歯科医院に依頼させていただきます。
また、当クリニックは日本矯正歯科学会より矯正歯科認定医の育成および指導を行う臨床研修機関(登録No.182)に指定されておりまので、大学病院などに在籍する矯正歯科治療を専門に行う歯科医師が研修に来られることがありますので、予めご了承下さい。

矯正(歯並び)治療について

歯並びやかみ合わせが悪いことを不正咬合といいます。
不正咬合があると口元の形が良くないばかりでなく、歯の働きが妨げられたり、歯の清掃が十分にできなくなって、虫歯や歯ぐきの病気にかかりやすくなります。
矯正歯科治療はこの不正咬合を治療し、虫歯や歯周病になるのを防ぎ、発音を明瞭にするとともに食物をよくかめるようにして健康を一段と増進させようとする治療なのです。

成人矯正(永久歯列完成後は年齢に関係なく成人矯正となります)

ブラケットという矯正装置を付けて、歯を移動させる期間(動的治療期間)が平均2~3年(それ以上かかる場合もあります)、動的治療を終了しブラケットを取り外した後は、後戻りを防ぐため保定装置を装着します。保定は最低でも2年程度行うのが一般的ですが、人の歯並びというのは一生を通じて変化し続けますので、できるだけ長く保定することをお勧めいたします。保定期間中に多少歯並びが後戻りすることもあり、気になる場合はもう一度ブラケットを装着し再治療を行うこともあります。

小児矯正(混合歯列期)

個人によって治療期間は大きく変わります。叢生が軽度の場合や骨格に問題がない場合などは早期に終了する場合もありますが、歯並びや骨格の状態によっては、小学校の低学年から高校、大学生までかかる場合もあります。また、小児期(混合歯列期)に来院されたとしても、永久歯にすべて交換してから開始する場合もあり、治療開始のタイミングや治療期間は個人によって様々です。使用する装置も可撤式(拡大床・リンガルアーチ・ヘッドギア等)、固定式(ブラケット等)など個人の状況に合わせた装置を使用します。

矯正歯科の流れ

STEP1.無料カウンセリング(約30分)

歯並び、かみ合わせ、習癖(くせ)などを診察し、治療開始の時期や期間、治療費について詳しく説明いたします。
どのような歯並びが気になるのか、どのくらいの期間で治療が終了したいのか、希望する矯正装置(外側、内側の装置)など、どんな些細なことでも結構です。お気軽にご相談ください。

STEP2.精密検査(約1時間~1時間30分)

診断のための検査を行います。
歯型の採取
口や顔の写真、
顎や顔のレントゲン写真 など

STEP3.診断および治療方針の説明(約30分)

精密検査での結果をご報告いたします。(未成年者の場合、保護者の方同伴でお願いいたします。)
検査での資料をもとに、現時点での問題点、今後の治療計画(期間や費用)、治療に必要な矯正装置、などについて説明いたします。
治療計画に同意いただきましたら、治療開始の準備をいたします。

STEP4.矯正装置装着

さあ治療のスタートです。矯正治療は患者さまの協力なしでは思うような結果が得られないことがあります。いわば患者さまと治療するわたしたちスタッフとの二人三脚です。
今まではうまく物が噛めなかったり、発音がしにくかったり、口元が気になって思いっきり笑えなかったあなたも、美しい歯並びと良いかみ合わせになることで、健康的な食生活とすばらしい笑顔を獲得しましょう。

治療費について

治療費
治療相談 無料
検査および診断料 30,000円
(税込33,000円)
施術基本料(一期治療250,000円(税込275,000円)、二期治療300,000円(税込330,000円))
審美ブラケット(白い装置)はプラス30,000円(税込33,000円)
550,000円
(税込605,000円)
処置料:処置料は月1回のみです。同月2回以上来院した場合、2回目以降の処置料はかかりません。 3,500円
(税込3,850円)

・治療費については改訂されることもありますので御了承ください。

矯正治療に関するご質問・ご相談は随時行っております。お気軽にご相談ください。

矯正歯科についてよくある質問

Q

矯正治療をしようと思っています。多くの歯科医院には「矯正」と書いてありますがどこを受診すればいいかわかりません。選ぶポイントを教えてください。

A

歯科医院の看板には「矯正歯科」と表示されていることはよくあると思います。もし矯正歯科専門の先生による治療をご希望でしたら、以下の2つを参考にされると良いでしょう。
まず1つめは、矯正歯科学会認定の「認定医」、「指導医」などの資格を有する矯正医が勤務する歯科医院を選ばれるといいのではないでしょうか。これらの先生方は矯正歯科の知識や技術を有する矯正歯科治療を専門に行う歯科医師だからです。
2つめは、これらの矯正医が常勤(毎日勤務)として勤務している歯科医院がより望ましいと思います。矯正治療中は「装置がはずれた」「ワイヤーが当たって痛い!」などのトラブルがしばしば起こります。そのような時でも、矯正医が常に医院にいることですぐに対処してもらえるため、治療もスムーズに進みます。
「専門の先生に治療をしてもらいたい」
「できるだけ早く終わりたい」
という患者さまにとって、この2つのポイントは非常に大きなメリットになるのではないでしょうか。
このような矯正歯科医院を探す方法は、医院ホームページ(HP)などで検索する方法もありますが、常勤・非常勤などの詳細についてはHPで確認できない場合もありますので、直接電話で尋ねられる方が確実かもしれません。
ちなみに認定医等の情報は学会のHPに掲載されていますので、参考にされると良いでしょう。

Q

歯科医院によって治療費にかなりの幅がありますが、費用を決める上でなにか基準はあるのですか。

A

特別な基準はありません。
矯正歯科治療など保険適応外診療(自由診療)の治療費はそれぞれの歯科医院独自で設定することになっています。HPなどで調べるとわかると思いますが、福岡市の矯正歯科医院の治療費は、大体50~100万の間に設定してあるのではないでしょうか。それではどうして同じ矯正治療を受けるのにこのような費用の差が生まれるのでしょう。理由はいくつかあります。
歯科医院は開業する場所・形態によって必要な経費もさまざまです。例えば、テナント開業の場合、開業する場所・地域によってテナント料は違います。また、人件費も医院規模によって違ってきますし、治療に使用する矯正材料も医院によって様々です(材料の違いで治療結果が左右されることはありません)。理由はこれだけではありませんが、治療費を設定する際に、上記のような医院それぞれの必要経費が治療費に反映されているわけです。ですから、治療費の高低と術者の治療技術は基本的に別問題のため、
「高いから、きっといい治療を受けられるだろう・・・」
「安いからちょっと不安・・・」
など、このようなことを考えるのは全くのナンセンスです。
矯正治療を受ける上で治療費というのは患者さまにとって非常に重要な条件の一つであると思いますが、それよりもっと大切なのは、まず、矯正歯科の担当医によるカウンセリングを受け、信頼できる先生を見つけ、その上で治療費を検討されると良いのではないでしょうか。

Q

子供の前歯がガタガタに重なっています。早く矯正治療を始めた方がいいですか?

A

幼稚園から小学校にかけて前歯が萌出してきます。頭や顎の大きさはまだ子供のサイズでしかないのに、私たち大人と同じ大きさの永久歯が突然出てくるため、萌出し始める時期には隙間が十分になく重なり合って出てくるのは当然と言えば当然です。このような時期の治療として、歯列を拡大する着脱式の拡大床装置を用いることがあります。しかし、重なりの程度が軽度の場合は、成長とともに隙間ができ自然と並ぶ場合も多くみられますので、ガタガタになったからといって必ずしも拡大などの矯正治療が必要になるわけではありません。まずは、早期治療が必要かどうか矯正歯科の担当医にご相談されることをお勧めします。

Q

「床矯正」って何ですか?子供のうちに床矯正をすると歯を抜かなくていいと聞きましたが本当ですか?

A

床矯正(しょうきょうせい)とは成長期にある小児期に用いられる矯正治療に使用する装置の一つです。取り外しができるタイプの装置を使い、成長期のうちに歯列を前、横、後ろに拡大しできるだけ歯を抜かないようにする方法です。しかし、床矯正すると歯を絶対抜かなくて良いということではありません。
人はそれぞれで歯の大きさは決まっており、歯列も無限に拡大できるということではありません。歯を並べるために無理に広げすぎると後で出てくる永久歯の萌出障害を引き起こしたり、また、前に拡大しすぎると前歯を前方に出すために口元が余分に出ることになり審美障害を引き起こすことがあります。
そのような場合、いくら子供のうちから床矯正をやっていたとしても、永久歯萌出後に歯を抜いて治療しなければならないことがあります。また、前述したように床矯正というのは、私たち矯正医が治療に使用する装置の一つにすぎませんので、子供だからといって必ず床矯正装置を使用するというわけではありません。症例によってはそれ以外のやり方が効果的な場合もたくさんあります。
大切なのは治療に入る前に十分な資料収集を行い、矯正歯科の担当医によるしっかりとした診断を受け、将来本当に抜歯しなくても治療できるのかどうかを判断した上で治療方法を選択する必要があります。

Q

大人でも治療できるのでしょうか?

A

基本的に年齢は関係ありません。
矯正治療といえば子供というイメージがあるかもしれませんが、大人だからといって矯正治療ができないということはありません。
ただし成人の場合、歯の欠損が多い場合や歯周病が重症で口腔内状態が悪い場合など、矯正治療に不向きなケースもみられます。当クリニックは矯正治療を専門とする医院であると同時に、一般的な虫歯治療や歯周病治療などを行っており、矯正歯科および一般歯科、両方の立場で総合的に判断し治療を行っておりますので、自分は歯周病があるから、年齢的にいまさら・・・などと自己判断せずに一度ご相談されることをお勧めいたします。

Q

矯正治療では歯を抜いて治療すると聞きましたが、抜いて大丈夫?

A

矯正治療をする全ての患者さまが歯を抜いて治療するわけではありません。
当クリニックでも抜かない矯正治療を行うことを目標としており、成長期であれば、顎の成長を促すような治療や、歯列を拡大することで、できるだけ抜歯せず済むように治療を進めていきます。しかし、個人の顎の成長を完全にコントロールすることはできません。また歯の大きさも個人によって違います。場合によっては小児期に矯正治療をはじめたとしても、顎の大きさと歯の大きさのバランスが悪い場合は、やむを得ず永久歯を抜歯しなければならないこともあります。もし抜歯が必要になった場合でも、治療後には
「並びがきれいになった」
「口をあけて笑えるようになった」
「食べ物がよく噛めるようになった」
など、それにより得られるたくさんのメリットがあります。

Q

痛みはありますか?

A

個人差はありますが、常に痛いということはありません。
矯正治療は月1~2回ほど来院していただきますが、来院時、ワイヤーを交換したり歯を引っ張ったりすると、歯全体がしまった感じになり1週間程度痛みがある場合があります。しかし、来院する度に痛いわけではなく慣れてくると全く痛みがないこともあります。
「旅行に行く予定がある」、「学校のテストがある」など、痛いと困るという場合は、事前に伝えておくとできるだけ痛みが出にくいように治療してもらえると思います。

Q

矯正治療の曜日は決まっていますか?

A

当クリニックでは毎日矯正治療の診療を行っております。
当クリニックでは診療時間内であればいつでも矯正治療を受けることができます。ただし、事前の予約が必要です。

Q

矯正治療中に虫歯になった場合、一緒に治療できますか?

A

当クリニックでは矯正歯科を専門とする医院であると同時に、一般歯科診療も幅広く行っております。虫歯治療や歯周病のケア、また矯正治療上必要となった小臼歯の抜歯や親知らずの抜歯なども当クリニックにて行うことが可能ですので、そのような処置が必要になった際にも歯科医院を行ったり来たりする必要はありません。
ただし、他歯科医院からのご紹介で矯正治療に来院された患者さまの場合、矯正治療は当クリニックにて行いますが、虫歯治療や抜歯などの処置は紹介元の歯科医院へ依頼させていただきます。

Q

治療期間はどれくらい?

A

成人の場合
ブラケットという矯正装置を付けて、歯を移動させる期間(動的治療期間)が平均2~3年(それ以上かかる場合もあります)、動的治療を終了しブラケットを取り外した後は、後戻りを防ぐため固定(保定)装置を装着します。保定は最低でも2年程度行うのが一般的ですが、人の歯並びというのは一生を通じて変化し続けますので、できるだけ長く保定することをお勧めいたします。保定期間中に多少歯並びが後戻りすることもあり、気になる場合はもう一度ブラケットを装着し再治療を行うこともあります。

小児の場合
個人によって治療期間は大きく変わります。叢生が軽度の場合や骨格に問題がない場合などは早期に終了する場合もありますが、歯並びや骨格の状態によっては、小学校の低学年から高校、大学生までかかる場合もあります。治療開始のタイミングは個人によって異なりますので、早めに矯正歯科専門医の診断を受けることをお勧めします。

Q

目立たない装置はありますか?

A

あります。
歯の表面に装着するブラケットですが、セラミックブラケットや白いワイヤーなどの目立ちにくい装置がありますので、どうしても見た目が気になる方はご相談ください。当クリニックでの9割以上の患者さまは白い装置で治療されています。

Q

矯正装置(ブラケット)が頻繁に外れます。外れないようにできませんか?

A

全く外れないようにすることはできません。
「固いものを食べたつもりはないのに装置が外れた!」
「前回と同じところがまた外れた!」ということで来院されることが時々あります。
矯正装置(ブラケット)は特殊な接着剤で歯の表面にくっつけていきます。強力な接着力はあるのですが、物を食べている時などにブラケットに大きな力がかかると当然外れることがあります。
また、矯正治療が終了するときにはブラケットはすべて除去しなければなりませんので、外れなくするのは基本的に不可能です。
外れる機会が一番多いのは、物を食べている時ですが、その他、治療途中歯が移動していくことで、最初は当たらなかった歯同士がある日を境に急に当たるようになり途中から外れることが多くなった、というケースもみられます。
装置が外れたままでも問題ない場合もありますが、唇を傷つけたり、せっかく並んだ歯が元に戻ったりすることもありますので、外れた場合は早めに受診された方が良いでしょう。

Q

スポーツに支障はありませんか?

A

ほとんど問題になることはありませんが、多少不便なことはあります。
当クリニックでは、スポーツをしているたくさんの小学生や中高生、また様々なスポーツをされている方なども矯正治療のため来院しておりますが、スポーツに支障をきたすため矯正治療を中断したという例はありません。
ただ、サッカー、野球、バスケット、バレー、空手、柔道などでは、ボールが当たったり相手とぶつかった際、矯正装置を付けていることによって唇を切ったりすることがあります。
マウスピースでガードする方法もありますが、矯正治療中は歯が動いていますので、個人用にプレスして作るタイプのマウスピースは基本的に装着できません。どうしてもマウスピースが必要なときはスポーツショップにある既製のものを使用されるといいと思いますが、歯が動くたびに毎回作り変える必要があるので、実際使用している人はほとんどいません。

Q

クラブ活動で吹奏楽をやっています。楽器は吹けますか?

A

私自身、吹奏楽の経験がありませんので詳しいことは言えませんが、楽器によっては演奏しにくいものがあるそうです。当クリニックの矯正患者さまの中にも吹奏楽をしている中高生は多くいますが、それぞれで矯正をしていても支障のない楽器を選んで演奏しており、特に問題になったケースはありません。

Q

矯正治療後、歯並びは元に戻ることはないのですか?

A

矯正治療後に歯並びが少しガタガタになってきた、かみ合わせが変わってきたなどの“後戻り”は戻り方に個人差はあるももの、残念ながらほぼすべての人に起こるといっていいでしょう。
一方、矯正治療の経験がない人でも、虫歯や歯周病による口腔内環境の変化や長年の食事などによって上下の歯が擦り減り、かみ合わせの高さが低くなるなど歯並びやかみ合わせは一生を通じて変化し続けます。
特に矯正治療で歯を移動させた場合、治療後に元の歯並びに戻ろうとする力は常にかかっているため、通常より歯並びやかみ合わせは変化しやすいので、矯正治療終了後はマウスピースやワイヤーでの保定(固定)を長期間にわたり行うことが重要です。

Q

保定(固定)はどれくらいしておけばいいのですか?

A

保定期間の基準はありません。通常、矯正治療を終了した後は保定装置を装着し、2~3か月毎に歯並びのチェックを行い少なくとも2年間は保定を行います。
しかし2年間保定をしていても保定装置を外した途端、歯の重なりが生じたり隙間があいてくる場合があります。後戻りをできるだけ防ぐには半永久的に保定をする方が望ましいでしょう。

Q

治療途中で引っ越しすることになりました。治療継続や費用はどうなりますか?

A

矯正治療途中に転勤や進学などで引っ越しすることになった為に治療が継続できなくなることがあります。その際、治療自体の継続は矯正専門医間であれば問題ありませんが、治療費は転院された医院での再度のお支払いが必要となります。
それでは今まで治療を受けていた医院での返金があるかということですが、治療年数や治療の進み具合によっては一部返金してもらえることもまれにありますが、そのような理由での治療中断というのは、患者さまの個人的理由であるため原則返金は無いと思われていた方が良いでしょう。
「あと1年か2年で転勤になるかも・・・」、
「進学で県外に行くかも・・・」
という場合、時期や住所などが事前にわかっていれば、転居先で治療を始めた方が費用の重複は防げると思います。どうしても早急に治療を始めたい場合は先生にご相談なさると良いでしょう。

Q

結婚式があります。一時的に装置を外してもらえますか?

A

ご希望があれば一時的に装置を外すことは可能です。
矯正治療は一度治療を開始した場合、取り外しタイプの装置を除き治療途中で装置を外すことはありません。ただし当クリニックではご本人が結婚される場合に限り、写真撮りや結婚式の際一時的に装置を外すことはあります。その際、外している期間が長くなると歯並びが戻りますので、できるだけ早いうちに治療を再開した方が望ましいでしょう。

Q

妊娠しましたが矯正は大丈夫?

A

妊娠中は女性ホルモンの影響で歯ぐきが腫れたり出血したりすることがあります。矯正治療自体が影響することはありませんが、矯正装置を装着している場合、ブラッシングがしにくいため歯石や歯垢がつきやすいのでマメに歯磨きをすることが大切でしょう。
また、レントゲンも緊急な場合を除き妊娠中は撮影を行うことはありません。矯正治療中は月1~2度のペースで来院していただきますが、ご出産時の入院などで1~2か月くらい来院できなかったとしても、その後の治療にはほとんど影響はありません。実際、当クリニックの患者さまにも矯正治療途中に結婚、出産を経て、今度は赤ちゃんと一緒に治療に通っている方はたくさんおられます。

Q

矯正歯科認定医・専門医・指導医ってありますが、何が違うのですか?

A

矯正歯科に関する学会はいくつもありますので患者さまにとって少しわかりづらいと思いますが、いわゆる「矯正の認定医」と私たち歯科医師が呼んでいるのは、全国ほとんどの矯正医が所属している日本矯正歯科学会(以下、日矯)の「認定医」を指すことが一般的です。
日矯の認定医になるためには、歯学部を卒業した後、大学病院の矯正歯科に常勤として在籍し、矯正歯科専門で診療に従事することが必要です。
それではどれだけの歯科医師が卒業後、矯正医となるために大学病院の矯正歯科に在籍するかというと、ちなみに私の同期卒業生約100名のうち矯正歯科に進んだのはわずか4名でした。しかし、矯正医を志した先生すべてが認定医の資格を取得できるわけではなく、認定医になるためには5年以上矯正歯科専門として臨床に携わり、論文や症例審査等に合格しようやく取得できるものです。ですから矯正歯科の認定医というのは、矯正歯科治療に特化した知識・技術を有する矯正治療の先生方なのです。
その認定医を育成・指導する立場にあるのが「指導医」「専門医」ということです。総合指導医、臨床指導医ならびに専門医は、認定医を取得した先生がさらに経験を積んで、12年以上矯正歯科の臨床・教育・研究を行い論文や症例審査に合格し始めて取得できるものです。

「矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について」

最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。
また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
矯正装置を誤飲する可能性があります。
装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。